Gメン75

スカパーをボーっとみてたらやってたわけです。

いやいや。面白いのな。Gメン75。
全然古くない。いや、古いんだけど。まあ聞いてくれ。

古尾谷雅人がね、暴走族のリーダー役で出てるわけ。すんごい若いの。

その両親がスクラップ工場やってんだけど、その両親は覚醒剤を韓国から密輸してきて、息子を通じて売りさばいてるのね。

んで、古尾谷の暴走族のメンバーがGメンに捕まって、古尾谷は警察にお礼参りをするの(お礼参りって言葉がまたイイ)。その過程で田口?だったっけ?ムダにカンフー使うGメンがひとりいたでしょ。その恋人を古尾谷がさらうんだな。

スクラップ工場にその彼女をつれて帰ったら、両親と口論になんのね。そんで逆上した古尾谷雅人が両親をスクラップの車に閉じ込めて巨大プレス機で潰しちゃうの。

そのまま工場に転がってた車(なぜか護送車)に人質と自分の彼女を乗せて逃走するんだな。もうメチャクチャ。

古尾谷「ちくしょう!オレの熱いハートは誰にも止められないぜ!」

彼女「あんた!かっこいいよ!やっちまいなよ!」
人質「やめてーーーやめてーーー」

みたいな感じ。もう、このスピード感がたまらない。BGMはYMOのAbsolute Ego Danceですよ。尋常じゃないこのセンス。

スピード感っていったらね、もうね、間一髪でGメンによって助け出されたその両親が言うセリフがもう最高なんですよ。

父親「あ、あの護送車はブレーキが壊れてんだよ・・・ひー」



そして、カーチェイス。ずーっと流れ続けるYMOのAbsolute Ego Dance。

古尾谷「ブレーキがきかねえ。チクショー面白くなってきやがった!!」
彼女「いけいけーアンター。かっこいいよー」
古尾谷「おい(腕を差し出して)。一発売ってくれ」
彼女「あいよ(シャブを打つ)」
古尾谷「んがーーーー」

みたいな。


いやいやいや。ホント、息もつかせない展開ってのはこういうことをいうんだな。レベル高すぎ。

最後にスタッフロールみたら、監督が深作欣二だった。納得。